椅子と椅子デザイナーの歴史

先日、雑誌の特集にあった「椅子選び」。
椅子っていろいろな形があって、おしゃれだなーなんて安易に本を開きましたが、
思った以上に奥深く、歴史もあり、椅子の形ひとつひとつに意味やストーリーがあったり。

そもそも、椅子の始まりって?と思い、調べてみると・・・
およそ、紀元前4000年前のエジプトに起源があると言われているようです。
古代文明では王座と呼ばれており権力者のみが座ることを許され、宝石などの装飾が施されていたそうです。

そんな中、一般に椅子が普及し始めたのは紀元前8世紀ごろ、ギリシャが始まり。
この時期に文化や学問が生まれ、発展してできたもののひとつが、「椅子」。
そして椅子を改良してできたものが「家具」でした。

「家具」の起源は「椅子」なんですね!

日本の椅子文化はどうなのでしょうか?
畳で生活していた日本人ですから、やはり西洋文化が普及し始めた、明治時代から一般庶民に普及していったようです。

現代の生活には、なくてはならない存在となった椅子。
それぞれの時代で、文化や習慣などの影響を受け、たくさんのデザインが生まれました。

今回は、代表的な素敵なチェアとそのデザイナーについてちょっとだけまとめてみました。



===イームズ チェア===
 参考:HermanMiller Store

デザインチェアといえば、一番初めに思い出すのはイームズチェア!という方が多いと思います。
イームズチェアのデザインしたのは チャールズ・オーモンド・イームズJrというアメリカ合衆国のデザイナーです。
建築家であり映像作家で、積層合板やプラスチック、金属などの素材を用いて20世紀の工業製品のデザインに大きな影響を与える作品を数多く残した人物です。
また、妻のレイ・イームズとともに、家具やおもちゃなどの数多くのアイテムを手がけ、のちのデザイナー達に大きな影響を与えました。

イームズチェアとは、イームズ夫妻が1950年にデザインした大衆向け家具で、
ミッドセンチュリーの代表的なデザインです。
1990年代後半に、日本でイームズの椅子が爆発的に人気となりました。そのきっかけは雑誌と言われています。
その頃にはたくさんのデザインの椅子が出回っている時代ではなかったため、少々奇抜だというイメージが多かったようですが、そのインパクトの大きさから人気に火が着き、いろいろなデザインの椅子が日本中に広まったと言っても過言ではないようです。

イームズチェアの特徴は、シェル(貝)と呼ばれるフォルム、座り心地は、腰をしっくりくる感じでサポートしてくれます。背もたれのたわみもしっくりきます。

レッグ部分のデザインや素材が多岐にわたり存在し、アームシェルフチェアやロッキングチェアなどもあります。
シンプルですが多様のデザインやカラー、タイプなどで、多くのインテリアに個性を演出することができ、長く時間飽きることなく使用出来るデザインです。




===CH33===
 参考:CARL HANSEN & SON

現在、大人気中の北欧インテリア。あたたかな柔らかい印象で、癒しの空間になると人気のが続いています。
北欧といえば、マリメッコやiittalaなどの雑貨や食器類などが今人気で、北欧雑貨をお部屋に飾ることで
北欧スタイルのお部屋にインテリアするイメージも強いですが、椅子やソファでお部屋をデザインすると、
一層北欧スタイルに変えることができます。

北欧の巨匠と呼ばれる、ハンス・J・ウェグナーはデンマークの家具デザイナーで、生涯500種類以上の椅子をデザインし、
20世紀の北欧デザイン界に大きな影響を及ぼしたデザイナーです。

現代でも絶大な人気を誇っているデザインのCH33チェアは
1957年に完成された、ハンス・J・ウェグナーの傑作チェアです。
家具職人でもあったハンス・J・ウェグナーはあくまで日常生活に寄り添ったデザインにこだわり
CH33を作りあげたと言われています。

CH33の三日月形の背もたれはやわらかな、美しい曲線が知的な印象を与えてくれます。
実際に座ってみると、姿勢も良くなり、横に曲がって伸びる背もたれは、ちょっとした肘置きにもなります。
座るだけで、姿勢だけではなく気持ちもピンと伸ばしてくれます。
どの角度から見ても本当に美しく、計算された流線形は完璧だと言えます。
CH33は、上質な落ち着いた空間を演出してくれます。




===バタフライスツール===
 参考:天童木工

第一印象は、テーブル?とも思われがちなこのスツール。
椅子好きな方は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
こちらのスツールは、日本人である柳宗理(やなぎ そうり)の代表作です。
柳宗理は、20世紀の日本のインダストリアルデザイナーで、ユニークな造形と実用性を兼ね備えた作品を多く残しています。

このスツールは、ルーブル美術館やニューヨークの近代美術館(MOMA)など世界の美術館ににもコレクションとして選定されており、日本の代表的なデザインとして高い評価を得ています。

バタフライが羽を広げて飛んでいるような造形がその名の由来で、2枚の成形合板を組み合わせただけの構造で、正面から見ると「鳥居」や「天」という漢字をモチーフとしていると言われています。
日本の文化を象徴するかのような意味合いも持ち合わせています。

左右がシンメトリーで神秘的な印象のバタフライスツール。
小ぶりなのに、どこに置いても存在感があり大きな広い空間にも、小さな空間にもマッチします。
洗面スペースや玄関などのちょっとした空間にもオススメです。




素敵な家具や椅子は、古くにデザインされたものでも
古びた印象はなく、数10年、それ以上経った今でも新鮮な魅力を持ち続けます。
これらのチェアは、一部でしかありませんが、これらの一つ一つが
美しくデザインされ、かつ実用性も兼ね備えたものばかりです。

デザインチェアが欲しい!と思っても
なかなか敷居が高いというか、どこで買ったらいいのか?どう選んだらいいのか?
とちょっとわからないですよね。

たいていこのような椅子を買う場合、ヴィンテージを買う場合と新品を買う場合と2パターンあります。

ヴィンテージの魅力は、ヴィンテージ独特の風合いです。素材は経年によりなんとも言えない色に変化し、肌触りもとっても滑らか。そして何より唯一無二の椅子で重厚感もたっぷりです。
きちんと手入れされているものであれば、まだまだ長く使うこともできます。
また、USEDということで安く売られていることもあります。
イームズやCH33などのチェアは、ヴィンテージ取り扱いの家具屋さんはもちろん、中古の家具屋さんやネットでのオークションやフリマなど取り扱い範囲は以外と広いです。
一つ一つに違いがあるのが魅力ですから、探しながらゆっくりと出会いを見つけてみるのも
楽しみ方の一つですよね。


そして新品を買うメリットは、傷もなく綺麗ということだけではなく
素材やファブリックなど好みに合わせてカスタマイズできます。
自分の好みやお部屋のスタイルに合わせることでも、唯一無二のチェアを作ることができます。
また、有名なデザインチェアにはリプロダクト商品も多く扱われています。
その場合、カスタマイズできないこともありますが、安価に購入することもできるので、
まずはリプロダクトチェアを購入し、手軽に楽しむこともできます。

当店にも、ハンス・Jウェグナー作のCH33、エルボーチェアを販売しております。
チェアカテゴリーでは、一番人気の商品です。
   □CH33チェア
  

 □エルボーチェア
    

素敵なデザインのチェアを、ぜひご家庭で堪能してみてはいかがでしょうか。

ぜひ、皆さんのお好みのインテリア、生活スタイルにあった椅子を見つけてみてください。
きっと、生活の中になくてはならない存在となってくれるはずです。

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